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イタリア語単語の話 九段アカデミー 

TEL. 03-3265-6358

〒102-0074 東京都千代田区九段南4-5-14


イタリア語 単語の
深いー話

楽しく学んで覚えよう
イタリア語ができれば英語が出来る

忘れられないイタリア語の話

  ここに書いているのは、イタリア語の単語を覚える時に、私がクラスで生徒さんに記憶にとどめて貰うために話す内容を文章化したものです。いわば講義のネタ本です。
尚、英語の単語にも元がラテン語のものが多いため、ラテン語の系統を最も受け継ぐイタリア語を知っていると自然に英語が分かります。そんなこともここで確認してみてください。



**ご連絡**

 このページにお付き合い頂いている方に、厚く御礼を申し上げます。ポツポツと書き始めた、イタリア語の単語の話でしたが、多くの方にご覧頂いているということが分かり、それを励みに続けてまいりました。150番も超えてしまいましたが、お陰でHPでは、大分書きづらくなってきました。従い、徐々にブログに移すことにしました。ブログに移した分は、ここから削除していきます。また、当面はこのホームページに書き続けることとし、ブログの方には過去に書いたものを残していくことにします。これからも、よろしくお付き合いをお願いします。なお、過去に書いたものをご覧頂く場合は、こちらからブログへリンクしますので、併せて可愛がって頂ければ幸いです。 http://blog.goo.ne.jp/kudanadacemy


ネタ本作者より



79.Cicerone : 前項でキケロを登場させたので、彼の名前に由来する表現をひとつ。キケロはイタリア語では、Cicerone(チチェローネ)といいますが、ローマ時代の雄弁家として有名です(ラテン名はCiceroと書いて、キケロと読む)。色々本も残していますが、話術に長け、白も黒と言いくるめるような才能があったのではないでしょうか。このことから、fare da cicerone(キケロをする)という表現が、「ガイドをする」という意味で使われます。ガイドは大変雄弁なので、このように言うようです。尚、カエサル(シーザー)から帝政ローマ誕生までの歴史は、カエサルーアントニウスーオクタビアヌス(後のアウグストス)と続く政権の争いですが、これにキケロを加えた4人を覚えていると、理解しやすいです。簡単に書くと、カエサルは死ぬ前にオクタビアヌスを自分の後継者として指名。シーザー暗殺後アントニウスが頭角を現しますが、キケロは弁舌によって元老院や市民の支持を得てアントニウスを牽制し、オクタビアヌスを擁護。しかし、結局アントニウスはオクタビアヌスと結んで、三頭政治を実施。キケロはアントニウスに殺害される。取り決めで支配下をギリシアやエジプトにおいたアントニウスはエジプトへ行き、クレオパトラと結婚。尚クレオパトラはシーザーとの間に子供が1人いるが、アントニウスとの間で3人子供を産む。しかし結局、オクタビアヌスとの闘いに破れ死ぬ。クレオパトラは自害。オクタビアヌスは、アウグストスの称号を受け、帝政ローマ初代皇帝となる。前項に上げたキケロのアントニウスに関する表現にもかなり辛らつなものがありますが、二人が政敵であったことを知れば納得出来ます。Augusto8月になり、彼の養父であるGiulio Cesareの名を7月としたのは、第70項に書いているとおりです。シーザーとアウグストスそしてアントニウス、クレオパトラ、キケロの関係を見ていると、日本の戦国時代、信長ー秀吉ー家康+お市の方+3姉妹、そしてキケロは誰でしょうか?ともあれ、政略の妙を世を問わず感じてしまいます。

80.candido(カンディード):これは、「純粋な」[真っ白な」」という意味です。これから、candidato(選挙の候補者)という単語が生まれました。それは、昔候補者は真っ白な服を着ていたからだそうです。candidareは「候補者を立てる」という動詞。また、candeggiareは「漂白をする」candeggioまたはcandeggiaturaが、染色における「さらし工程」の意味です。勿論英語のcandidate(候補者)もこれから来たものです。英語で、ドッキリカメラのこと(そういう番組のことですが)をcandid cameraと言いますが、candidはイタリア語のcandidoから出たものですから、本来は「正直な」「ありのままの」と言う意味ですが、段々「露骨な」「無遠慮な」というような意味にもなりました。イタリア語の方は、そこまで発展しておらず、まだ「無垢な、無邪気な」と言う意味に留まっているようです。候補者といえば、首相が日本は野田首相で明治以来62人目になりました(複数回の人は除く)。首相の任期が余りにも短いということで、世界からの批判や国債格下げの原因にもなっているようですが、イタリアも結構短いはずです、と思って、調べてみると、王政時代(1861年から第二次世界大戦終了まで)に30人、共和制になってから現Berlusconiの4次内閣(4回目)まで24人、合計54人でした。イタリアは一度やめて、他の人が首相に成り、その後に返り咲くということが多く、Andreottiは3回、Fanfaniに至ってはなんと5回も首相になっています。尚、投票は、votoと言いますが、これは学校の成績のことも言います。bei votiは(良い成績)です。candidatoになって、たくさんvotiを集めた人は、決して brutti voti(悪い成績)は上げないようにして欲しいと思いますね。

81.novello : 10項で縮小辞として-inoをご紹介しているが、-elloも縮小辞にあたる。nove-elloは nuovo(新しい)に縮小辞をつけて、「出来立ての」「生まれたばかりの」という形容詞になる。この縮小辞は他には、albero(木)→alberello(若い木)、vino→vinello(アルコール分の少ないワイン)、poverello(かわいそうな)などにみられる。novelloはフランス語のヌーボーにあたるもので、新酒としてはボージョレーヌーボーだけが日本で有名だが、イタリアではvino novelloといえば、ヌーボーワインのこと。秋になると、イタリアでもnovelloが出回って、レストランでは一杯振舞われたりするが、ヌーボーワインは熟成されていないので、沢山飲むのは体に良くないとのこと。収穫のお祝い事として、グラスに一杯だけ飲むのが良さそうだ。何のお祭りだったか忘れたが、ミラノで12月頃に開催されるお祭りでは、novelloがただで振舞われていた。運が良ければ、ただヌーボーに当たるかも知れませんね。

82.tramezzino :これは、イタリア語でサンドイッチのこと。tramezzo(仕切り)に-inoの縮小辞をつけたもの。この言葉は、イタリア人Gabriele D'Annunzioによって、発明されたものと言われる。D'Annunzioは詩人であり、右翼的な思想家として知られる人物で、三島由紀夫が大いに影響を受けた人と言われている。1919年に現クロアチア領のFiumeという都市を、黒シャツ隊を率いて占領し、そこをイタリア領にしようとしたが、それは出来ぬままここを独立国家として1年以上君臨した。Mussoliniにも多大な影響を与えている。彼はまた、外国語を使うことを嫌い、サンドイッチをtramezzinoに変えた。イタリアでのパンの呼称は、pane, panino,brioche, cornettoなどがある。paneは大きい塊のパンで、切って食べるもの(外側はかたい)、paninoはまる型の小さなパン、brioche(ブリオッシュと呼ぶ)は柔らかいクロワッサン型のパン、cornettoも角型(三ケ月型)のパンで、これもクロワッサンに似てはいるが、いずれもフランスのクロワッサンとはちょっと異なる。

83.coperto(コペルト):テーブルチャージまたはカバーチャージのことをcopertoという。日本語では「席料」と言うのだろうか。これは、通常はpane代の「ようなもの。paneとは、前出のパンの種類で、イタリアのPane は外側が硬い。人によっては外側が硬ければ硬いほど良いという人もいる。確かに、中がそんなに硬くなければ外はある程度硬いほうがイタリアのパンらしい。しかし、あまり硬いと口の中を切ってしまうので、程々が良い。これを輪切りか、もしくは半分にして2~3cmの厚さに切った物をテーブルの上においてあって、これがcopertoだと一般にはなっている。copertoは、その昔レストランには客が食べ物を持参で行っていたこともあり、その時に使用料を取っていたことに由来するとの説がある。その場所は、posto aperto(野外の、開けっ放しの場所)ではなく、posto coperto(屋根つきの場所)であった事による。しかし、copertoはcoprire(覆う)の過去分詞で、覆われたもの、つまりテーブルクロスの意味がある。普通のレストランだと、客が代るとテーブルクロスを必ず交換する。trattoriaだと、一度はたいて裏返しにして使うところもあるが、基本的には交換するものである。従いcopertoはテーブルクロスの洗濯代ではないかと思う。そう思えば、何故テーブルチャージを払うのかが納得できるのでのである。paneの食べ方だが、テーブルクロスがかかっているところは、自分の左脇において、ちぎって食べる。パンくずが落ちるのは気にしなくて良い。テーブルクロスは交換するのだから。中国での話だが、食事のときはテーブルクロスを目一杯汚して食べる。出来るだけ汚して食べる方が、おいしく食べたと言う意味だと聞いたことがある。本当かどうかは知らないが。テーブルの上を、鳥の骨や、魚の骨などで一杯にして、客が去ると、テーブルの上に乗った食べかすをテーブルクロスでぐるっと包んで、片付けるのが中国式。成るほどさっと片付くので便利だとは思う。尚、copertaと女性形にすれば、毛布や掛け布団の意味になる。

84.farfalla(ファルファッラ):この単語は結構知られているもので、敢えてここに載せる必要はないと思われるかも知れません。「蝶々」のことですから。ただ音としては、面白い部類に入るのではないかと思います。「蝶々」は、多分中国語から来たもの。ファルファッラは「蝶々」のようにおなじ物を2度並べていませんが、far-falとほぼおなじ物が続いて出てくるところから、何か共通点を感じます。farfallaには、「浮気者」の意味もあり、MozartのOpera ”Le nozze di Figaro(フィガロの結婚)”では、ケルビー二という若者が女性にもてて困ることで、彼を軍隊にやってしまうという画策が行われ、「もう飛ぶまい蝶々よ」という歌があります。これは、「恋する色男さん、これで浮気はおしまいね」と言う意味です。歌詞は、Non piu` andrai farfallone amoroso. となっており、farfallaには-oneがついて、「大浮気者(大色男)」となっています。

85.catalogo(カタローゴ):前項に続いてオペラからのイタリア語を。catalogoと聞いて、Don Giovanniを思い浮かべる人は、かなりなオペラ通でしょうね。catalogoは、勿論「カタログ、目録」のことですが、オペラ Don Giovannniの中にある通称「カタログの歌」は、Don Giovanniがそれまでに関係した、女性の目録です。しかも、この歌の締めくくりでは"Mille tre"(1003)と言いますが、何とこれが、関係したスペイン人の女性の数、他にはイタリア人740人、ドイツ人231人などとどんどん続くので、驚きます。同じMozartに"Cosi fan tutte"というオペラがありますが、これも(女性はみんなこんなもの)というタイトルで、旦那の留守中にどれ程硬い女性でも浮気をさせてしまう話、尚Mozartはこれらのオペラをイタリア語で書いています。Cimarosaの「Matrimonio segreto(秘密の結婚)」Donizettiの「L'elisir d'amore」(愛の妙薬)はハラハラさせるが最後は結ばれる喜劇、Operettaはoperaに-ettaという縮小辞をつけたものですが、これも喜劇で主として「こうもり」や「メリーウイドウ」などシュトラウスやレハールの作品を呼びます。メリーウイドウはイタリア語では、"Vedova allegra"(陽気な未亡人)と呼びますから、operaを辻通じて知るイタリア語もまた楽しいものです。尚、イタリアの喜劇は、通常Operettaとは言わず、(opera)buffaと言います。

86.noleggio(ノレッジョ):レンタルやリースの意味ですが、autonoleggio(レンタカー会社)のように使うことが多い言葉です。レンタカーのことは、macchina da noleggioとか、macchina noleggiataのように言います。「ノレッ」って言ってるみたいでしょう。イタリアにも多くレンタカーがありますが、61で書いたように、殆どマニュアルシフトの国ですから、オートマ車を指定するのは大変です。マニュアルの覚悟をしておいた方が良いですね。レンタカー利用者には外国人も多いでしょうから、オートマ車が絶対無いわけではありません。前以て予約すれば、出てくる可能性はあります。私も何台かオートマ車は指定して借りたことがあります。それと、高級車(特にドイツ車)を北(ミラノあたり)で借りるときは、ナポリや南方面へ行くというと、貸してくれない可能性があります。もしくは、高い保険代を払わされるかも知れません。勿論盗難保険です。南イタリアを旅行するなら、小さい薄汚れたようなイタリア車がお勧めです。イタリアの車の運転はどうかというと、運転が荒いかどうか:欧州では荒い方でしょうね。ドイツやスイスの整然とした運転からイタリアに入ると、当然楽しくなるくらいです。フランスも結構荒い方ですが、フランスの方がルールをまだ守る気がします。運転がうまいかどうか:これだけ荒く運転しますから、結構うまいと思います。イタリアでの運転のコツの一つに、「車間距離を空けるな」というのがあります。とにかく空けるとすぐ割り込みされます。そうでなければ、クラクションがうるさいでしょう。イタリアで覚えた車の乗り方に、速度メーターの使い方があります。速度計が最高180kmの車(小型車、ベンツのディーゼル車など)は、高速道路では180kmでずーっと走ります。260kmの車(BMWやSAABなど)は260kmで走ります。ここまでは私が実際に乗った車(私の運転ではない)による経験談。そして300km以上(ポルシェやフェラーリ)は300kmで走ります。速度計が「伊達」ではないということを学びました。しかし、これは古きよき20年以上前の話です。速度制限は最近は大分厳しくなったと聞いています。くれぐれもご注意下さい。尚、家の賃貸は、noleggioではなく、affitto(アッフィット)を使います。

87.calze(カルツェ:複):靴下のこと。履物を見てみましょう。靴は、scarpe(複)ですが、靴屋はcalzolaioと言います。calzetteriaというと、靴下屋または靴下工場の意味になりますが、ちょっとややこしい。calzaに-oneをつけると大きい靴下かと思いきや、calzoniはズボンのことを言います。またcalzoneは外をくるんでしまうpizzaとしても有名ですね。一方、calzaに-inoをつけると、男性用の短い靴下(日本では一般的な)を指します。何故、わざわざcalzinoというのか、それは普通の靴下は膝までの長い靴下だからです。男性がイタリアで日本と同じような靴下を探そうとすると、ちょっと困るかも知れません。とは言っても今は、どこにでもありますが、ひところ前には、基本的にロングソックスしかありませんでした。その理由は、脚を組んだときに、毛ずねが見えることは、失礼である、恥ずかしいことと思われていたからです。勿論カジュアルやスポーツスタイルは、綿の短い靴下を履きますから、その時は毛ずねは見えますがね。一方、scarpeは、-oneをつけたscarponeとは、登山靴やスキー靴の事を言います(mascarponeマスカルポーネと言う名のtiramisu`の材料として有名なチーズがありますが、これは関係ありません)。反対に小さい方は、scarpettaといい、子供用の靴屋婦人用の靴を指します。しかし、scarpettaで覚えておくと良い表現は、fare la scarpettaという熟語で、スパゲッティなどのソースやスープをパンのかけらで、お皿の底をすくって食べることをこういいます。

88.montagne russe: zuppa inglese, generale svizzero,夫々(ロシアの山、イギリスのスープ、スイスの将軍)ではありません。これは、前から順に「ジェットコースター」「ズッパイングレーゼというケーキの名前=イタリアのデザートの定番のひとつ」そして、最後は「とても厳しい(人)」の意味です。国名を使った表現は、76にも述べていますが、ここは形容詞版としておきます。ジェットコースターといえば、イタリアは日本から見ると自然の遊び場にはすごくめぐまれていて、自然と共に暮らし楽しむ施設は多いと思いますが、人工の遊び場は少なく、ジェットコースターのようなものに乗る場所はそんなに多いとはいえないでしょう。日本人の一般的な感覚からすると娯楽が少ないと感じるかも知れません。ただ、小さい施設はLunaparkと呼ばれる移動遊園地があって、carosello(メリーゴーラウンド)や小さなmontagne russeはあちこち見かけます。しかし、イタリア最大のテーマパークといえば、GardalandというのがLago di Garda(ガルダ湖)の近くにあり、リゾートやホテルもありイタリアのディズニーリゾートの様です。このGardalandには、どういうわけか、日本庭園があって確か鳥居まであったと記憶しています。興味ある方は是非一度訪れてみて下さい。1975年開業でいまでは年間300万人が訪れる大テーマパークとなっているようです。

89.gara di vela:前項でガルダ湖のことを述べましたので、少し続きを。ガルダ湖はイタリア最大の湖で、観光地として大変名高いところですが、歴史的にも大変ユニークなところです。近くにローマ時代の遺跡を発見する事も出来ますが、近年には、1943年6月に連合軍がシチリアに上陸し7月にはムッソリーニが逮捕され、9月にドイツ軍の電撃作戦によって奪還されたあと、ガルダ湖の近くに「イタリア社会主義共和国」を設立し、1945年に逮捕され処刑されるまでここに、Salo`政府を樹立(ナチスの傀儡政権)して、イタリア国内に2つの政府がある状態を創出した場所でもあります。Salo`はガルダ湖畔の町です。Garda湖は、Gabriele D'Annunzioも住んでおり、彼の住居が博物館になっています。また、この付近はチロル地方にも近く、イタリア領のTiroloのことを、イタリアンチロルとも言うようですが、ハプスブルグ家の影響も強いところのようです。実は、Garda湖で20年ほど前に、Maria Teresaという女性と会いました。会ったきっかけは忘れましたが、この女性はハプスブルグ家の血を引く女性で、直系の女性は皆、Maria Teresaという名前だと聞かされました。この女性は日本人の男性と一緒で(恋人同士)で、今はハプスブルグ家の栄光は影も無く、貧乏貴族だと自分で仰っていたのを覚えてますが、信じられる話かどうか半信半疑でした。しかし、彼女らが住んでいる家に案内されて驚きました。それは、Garda湖畔に立っているとても大きな屋敷で、確かご自分たちは一階の一部屋しか今は使っていないが、と2階を案内されましたら、窓には全てカーテンがかかり、薄暗い部屋の中は、回り一面大きな絵がかかり、世が世であればとても素晴らしい部屋(応接間なのか、ダンスホールなのか全く分かりませんでしたが)だと思われるところでした。この方たちが今はどうされているのかちょっと気になっています。さて、millemiglia(1000マイルレース)というクラシックカーレースのことは、結構知られていますが、centomiglia(100マイルレース)というレースが、ここGarda湖で開かれているのをご存知でしょうか。これは、実はヨットレース(gara di vela)で、淡水湖(Acqua dolce)のレースとしては、ヨーロッパ最大のレースとのこと。このレースも大変面白い見ものです。ただ、見に行くときは、野暮ったい格好はしない方がいいですね。イタリア人のTPOには、驚かされました。gara di velaを見に行くときは、デッキシューズを履いて、半ズボンというのがイタリアのスタイルのようです。

90.multa(ムルタ):イタリアに住んでいるとこれには時々お目にかかることでしょう。何となく日本語っぽいが、重要な言葉です。意味は「罰金」です。最初にmultaを貰ったのは、高速道路で。Carabinieriに捕まると一人が小銃をこちらへ向けて来て、車を降ろされました。罪名は、cintura di sicurezza(安全ベルト)未着用です。助手席の1人も合わせて2人分の罰金を請求されましたが、交渉したところ1人分で済みました。また、ある日これも高速道路でたまたまパトカーの後ろを走っていたら、前を走っていたパトカーに止められました。罪状は、トンネル内でのランプ未点灯。ところで、どこにトンネル(Galleria)があったかと聞いたら、100mほど前にあったじゃないかと。考えてみたら、恐らく距離にして20mくらいの高架(上は高速道路に交差している道路)の下を通ったような気がすることを思い出した。まさか、あれがGalleriaじゃないでしょう、と言っても聞き入れられず、罰金を払わされるハメになりました。またこんなこともありました。まだホテルに泊まっている頃に、レンタカーを借りて近くに路上駐車をしていました。翌朝車のところへ行くと無い。昨晩一杯だった他の車も一台もない。おいた場所が違ったのか?良く見ると道路の反対側に私の車がある?!訳が分からない、私の記憶違い?これは、路上駐車はイタリアではOKだが、週に一度清掃車が通るのですが、いつも同じ場所に止めている人は清掃車が来る日が分かっているので、その日は夜遅く車を移動させます。普通、そこに放置されている車はレッカー車がやってきて、multaとなるのだが、私の場合は場所を移されただけで済んだようだ。理由は分からないが、レンタカーだったからだろうか?!また、こんなこともあった。夕方レストランで食事をして、路上駐車していた車へ戻ると、駐車違反の切符を警官が書いている。これはいかんと走って、丁度警官が切符をワイパーのしたに挟もうとした時に、さっとその切符を私が取り上げた。これは、私の車でこれから出るところだというような事を言うと、その警察官はただただ、ポカンとしていて、結局はその切符を破いてくれた。挟む前であればセーフというルールでもあったかどうかは、知らないがこれは運がよかった例です。くれぐれも、multaには注意をしましょう。

91.paglia(パリア):「麦わら」のこと。飲むときに使うストローのこともいう。cappello di pagliaといえば、麦わら帽子。Emilia Romagna州にCarpiと言う町がありますが、ここはニット産業で有名なところ。しかしニット産業地として活動するようになったのは、第二次世界大戦後だからまだ新しい産業集積地です。なぜここにニット産業が始まったかを調べると興味深い。もともとこの地区は米どころで、その藁を使った帽子を作る小さな地区だった。しかし、麦藁帽子では、次第に産業が衰えていき、麦わらを編むという技術を利用して、戦後にニット産業をスタートしたと聞きます。イタリアは西欧諸国唯一の繊維産業での貿易黒字国ということで、1990年代に、日本の中小企業が見習えということで通産省が主導して色々研究した時期がありました。中小企業白書にも、イタリアの事例が載った時期です。イタリアの産地は、分業が確立されており、一つの産地が中小企業の分業体制でひとつの大工場を作り上げているところが紹介されていたと記憶しております。日本でも勿論産業集積地は多いのですが、イタリアでは、皮製品のEmpoliや毛織物のPrato, 絹製品のComo、ValenzaPoの貴金属、brianzaの家具など数え上げれば100以上の産地があるようです。私もCarpiには良く行きましたが、CarpiよりはCapriの方がよいとは何時も言っていた冗談でした。

92.pentito(ペンティート):あまり実生活で必要ではない言葉ですが、イタリアでは良く聞くので上げておきます。意味は、マフィアの改悛者のことです。つまり、警察に協力を誓ったもとマフィアの構成員のことです。この名前が付いた最も有名な人物はTommaso Buscetta(ブシェッタ)で、Mafiaの大物の逮捕に貢献したとされています。一方ボスの中のボスと言われていたToto Riinaは、逮捕された後Buscettaの家族を皆殺しにおりしたと言われており、未だにマフィアの脅威は続いています。BuscettaがPentitoの草分け的な人物で、その後多くのPentitoが出てきていますが、一族にPentitoが現れると、恐怖から一族がその人物との親族の縁を切るそうです。Mafiaの話は、莫大な話になるので専門家に譲りますが、常に大物政治家との癒着が話題になっており、イタリアの事を知ろうと思うなら、避けては通れないかも知れません。1980年代にはマフィア同士の抗争及び警察との戦闘により毎年1000人が死んでいると聞いて、最初はとても信じられませんでしたが、調べてみるとどうもそれくらいにはなっていそうで、驚いた記憶があります。その後Giovanni FalcomeやPaolo Borsellinoがマフィアに殺され、警察とマフィアの大戦争になり、マフィア撲滅運動も大々的に行われましたが、これは日本の暴力団とおなじでしょうか、撲滅というようにはならないようです。尚、Mafiaとはシチリアの本拠を置く非合法組織のことで、NapoliにいるのはMafiaとは呼ばず、Camorraと呼び、またNdrangheta(ヌドランゲタ)がCarabria州での組織のことです。以上ご参考まで。

93.arredato(アレダート)、vuoto(ヴオート):家具つきの、家具なしの、の意味です。イタリアでアパートを探す場合は、先ずはこのどちらから選びます。arredatoは、家具だけでなく時にはキッチンセット、寝具セット一切つきのホテルのようなところもあります。一方vuotoの方も、色々あります。本当にvuoto(空っぽ)の場合は、トイレも風呂も、流しもレンジも何にもありません。壁も塗っただけで壁紙もなし。これは、借りる人が自分の好みでつけられるようにということですが、賃貸のアパートでさえ、個人の志向を尊重するからでしょうか。イタリア人の日本でのアパート探しの感想で、何でもお仕着せのユニット製品のことが書かれていましたが、これはコスト志向と個性志向のことを言っているのでしょうね。イタリアに最初住んだときは、間接照明がどうも暗くて抵抗がありましたが、慣れてくると煌々と明るくする蛍光灯よりも、電球をうまく使った間接照明の雰囲気効果も良いと思いましたね。ただ、コストを考えるとどうかと思いますが。結局コストを優先するなら、個性を捨てざるを得ないと言うのが結論のような気がします。恐らくコスト志向と言う点では日本人は相当イタリア人には勝っているのでしょうね。ただ長く続いている文化的遺産は決してコスト志向からは生まれていませんから、文化の点からは再考が必要なのかも。costoはイタリア語でのそのままです。また、arredatoの動詞の原型はarredare(アレダーレ)といって、読み方が面白いと言った生徒がいました。なるほど!

94.grillo(グリッロ):「こおろぎ」のこと。昔Gigliola Cinquettiの歌に”Gira l'amore"というのがあって、その歌詞が次のように始まる。Il grillo canta solo per amore la pioggia cade quando un fiore muore e bello il fiume quando l'acqua e pura
ma questo l'uomo non lo pensa mai. (こおろぎは愛の為だけに鳴く、雨は花が終わるときに降る、水が澄み切った川はきれいだ、でも男はそんな事考えもしない)これで、grilloという単語を覚えました。日本では昔から花鳥風月を愛でるという風流さがあります。ある本によると、西洋人は鳥や虫の鳴き声をただうるさいと思うと書いてあって、そのことを直接或る西洋人に聞いたことがあります。そうするとその人は、「そうだ」と言いました。じゃあ、鶯の鳴き声をうるさいと思うのだろうかと、どうしても信じられません。確かに、日本でもヒヨドリか何かが沢山集まって、夕方にとてもうるさいことがあります。またセミ(cicala)やカエル(rana)の鳴き声も一斉に鳴かれるとうるさいという感じは分かります。しかし、先に上げた歌詞にもありますが、「コオロギは愛の為に鳴く」のように、見方は違っても何かを感じているのだとは思います。また、秋の虫の鳴き声を、楽しく聞くという習慣が日本にはあります。マツムシ(チンチロリン)、スズムシ(リーンリーン)、コオロギ(コロコロ)、その他スイッチョとかガチャガチャも含めて歌にありますね。実はイタリアでこれら昆虫の名前を探すのが大変です。辞書を引けば乗ってますが、あまり知られていません。恐らく、秋の虫と言う感覚はなさそうです。ちなみに、バッタはlocusta(イナゴも同じ、キリギリスも同じ)、カマキリはmantide religiosa(またはmantide)と言います。両手(鎌)を上げている姿が祈っているように見えるところからreligiosaとなっています。面白い見方ですね。

95.vitaspazio:vitaは、「命」、「生活」、「人生」などと訳されます。日本語では、夫々少しずつ違った意味をもつものが、イタリア語ではどうしてひとつなんだろう?なんてことは考えたことはありませんか。ひょっとしたら、イタリアでは(英語でもlifeが同じ意味なので、西洋社会では)同じ事なのではないか?私達は、イタリア語を訳するときに、ここは「生活」と訳すべきだとか「人生」と訳した方が良いとか考えますが、こういう風に分けることは本来の意味からは正しくないのではないか。本当はもっと他のこれら全てを包含する訳があるべきではないのかとか、考えてしまいます。また、spazio(スパーツィオ)は、「場所」「空間」など以外に「宇宙」という意味があります。英語ではspaceですね。しかし、日本語では場所と宇宙を一緒にはしません。宇宙空間とは言いますが、宇宙と空間は別のものです。こういうことを考えるとキリが無くあまり勉強にもプラスにならないかも知れませんね。難しいことは抜きで一応、何か共通するものはないのかと探してみました。すると、vitaには、[命=生命」「生活」「人生」と、「生」という共通語が見つかりました。spazioに共通語は見つかりませんが、「空」という言葉が近い様な気がします。では中国語ではどうだろうと思い、中国語で「生」の意味を調べると、(産む)(生じる)(一生)(生活)(生物)(生の)(生徒)という意味があるようです。これでもvitaという言葉とは一致しそうに無い。ごのような概念的なものは、歴史、宗教観、長年の生活環境で異なるのでどうも一概に決め付けることは出来そうもありません。これが、外国語を学ぶ際の難しい点でもあり、また面白いところでもあると前向きに捉えることにしましょう。尚、vitaには、ウエスト〈腰回り)の意味もあり、こちらはいずれにせよ「生」とも関係がなさそうです。吹っ切れましたか?私が?

96.cuore(クオレ):core n'grato(コーレングラート)という素晴らしいナポリ民謡をご存知ですか。そうですね、これはまたの名をcatari catari(カタリカタリ)と言って、オペラ歌手がアンコールや、ガーラで良く歌います。とてもいい曲ですから是非聴いてください。coreは、cuoreのことです。民謡やoperaの歌詞のなかでは、よくcoreになっています。De Amicisというイタリアの作家が書いた”Cuore"という本は世界的な名作です。日本では「母を訪ねて三千里」という題でも知られています。cuoreは「心」[心臓」の意味です。日本語で、気がつく、気になる、気を配る、勇気、などと「気」がつく言葉が、夫々、accorgersi, curiosare, curare, coraggioというイタリア語になり、それぞれ、cor か curという文字が入っていますね。つまり、これらは漢字で言う部首のような役目をしており、いわば「心」リッシンベンなのでしょうね。ただ、日本語では「気」となっているところが面白い。尚、core n'gratoの歌詞はナポリ語でイタリア語初心者には解読不能ですが、n'gratoはnon gratoの事で意味は、感じ良くない気持ちということですが、意訳すると「つれない心」となって、これが一般の日本語訳となっています。

97.macedonia(マチェドニア)、frutti di bosco(フルッティディボスコ):これらは、イタリアのデザートの定番です。前者は、フルーツポンチと訳される(日本のフルーツポンチのイメージとはちょっと違うかなと思いますが、強いて言えばそういうこと)、後者は、「森の木の実」と訳されるが、実質はミックスベリーである。more(ブラックベリー)、lamponi(ラズベリー=きいちご)、miltilli(ブルーベリー)がその主役、gelatoをかけて食べると実においしい。是非トライして見てください。甘いのが駄目な人には無理かも知れませんが。dessert(デザート、尚砂漠はdeserto)に関して日本との違いは、まずとても甘いこと、次に量が多いことでしょう。しかし、私が個人的に最も感じるのは、dessertが食事のメインであるということです。気が違ったか、メインはメインだろう、つまりイタリアならsecondoだとおっしゃることでしょう。いや形式的にはそうですが、私は絶対イタリア人の実質的な本当のメインはdessertで、メインでさえもdessertをおいしくする為にあるとしか思えないのです。その理由、たとえprimoやsecondoをパスしても、絶対にdessertはパスしないこと。dessertをパスしたイタリア人を私は見たことがありません。日本の方、特に日本から旅行や出張で来られた方は、dessertをパスする人が多い。それは、量が多いということと、お酒を飲む人は甘いものを食べない習慣からということが多いようですが、イタリア人は酒と甘いものは両方好きです。もうひとつの理由は、dessertを食べるときが一番おいしそうに、至福のときであるかのように楽しく食べるのです。だから、私はイタリアのメインは誰がなんと言ってもdessertだと思っているのです。

98.collina(コッリーナ):これは「丘」のことを指す。77でイタリアでは丘の上に町を作ると書いたが、そのことを良く理解していないと意味が良く分からないことがある。例えば、有名なケサラ(Che sara`)という歌があるが、この歌詞は次のようになる。Paese mio che stai sulla collina. Disteso come un vecchio addormentato; La noia. L'abbandono. Il niente. Son la tua malattia. Paese mio ti lascio. Io vado via. 私の故郷、それは丘の上にあり、まるで年寄りが横になって居眠りをしているようだ。退屈で、誰も見向きもせず、何も無いこと、これがお前の病気さ。故郷よ、さらば、僕はここを去る。(続いて)僕の人生がどうなるかは分からない。僕には、何でも出来る力があるのか、それとも何も出来ないのか、明日(将来)になれば分かるだろう  とこのような歌詞です(著者訳)。日本語の歌詞は、これとは全く異なるものとなっています。歌詞の内容は、直訳もあれば原文とは関係のないこともあり、それは問題ありませんが、歌詞作者がこのイタリア語の直訳では、日本人に伝えることが難しいと思って意味を変えたのではないだろうか。私はこの歌を聴いて、年寄りが居眠りをしているようだという表現を、退屈で何もすることがないという意味と、もうひとつは丘そのものがそういうように見えるということをかけているような気がする。考えすぎかも知れないが、そう思うとUmbriaやToscana地方の情景が頭に浮かび、この歌がとても心に響く。歌詞のなかにdistesoという表現があり、これが形を想像させるからかも知れない。尚、paeseは国のことも小さい村の事も言う。日本語でもおらが国といえば、おらが村のこと。Collinaといえば、そういう名前の有名なarbitro(サッカーの審判)がいたのをご存知だろうか? 日本人なら、おかさんです。

99.Decamerone(デカメローネ):Giovanni Boccaccio作のデカメロンである。decaは10の意味で、meroneはギリシア語の日から来ている。つまり、本来「10日」という意味なのだが、日本語では「10日物語」のようにも訳されている。decaはdecade(10日、または10年、英語も同じ)、decalogo(モーゼの十戒、英語ではdecalogue), decathlon(十種競技)などに使われる。さて、decameroneはその名前の有名さに拘わらず、内容はあまり知られていない。これは、10人の男女が夫々10個の話をするという、千一夜物語のようなお話で、イタリアの最大の詩人DanteのDivina Commedia「神曲」の影響を多く受けていると言われ一方、「神曲」が神の道を説いたのに対し、Decameroneは人間を描いたものとして対比されることもあるようだ。実際に、Decameroneは教会から神への冒涜とも呼ばれていた。Firenzeの駅の名前は、Santa Maria della Novellaとも言われるが、それはすぐそばにその名を冠した教会があるからである。そして、この「10日物語は」この教会で知り合った高貴な人々が、のちにFiesoleに集まって話をした内容が、このDecameroneである。Fiesoleは、Firenzeからバスで30分くらいのところにある、小高い丘であり、昔から金持ちの別荘地として知られる。今でも、有名デザイナーの大きな館があることでも有名だ。Decameroneが書かれた時代背景は、peste(ペスト)が大流行して毎日多くの人が亡くなっていた時で、pesteへの感染を恐れた上流階級の人々がFiesoleに避難してこういう話をしているところを、Boccaccioが書いたのだということを知ったら、次にFirenzeへ行くのが楽しくなるのではないだろうか?

100.notaio(ノタイオ):公証人のことである。これが何だ?と思われるかも知れませんし、実際に私もnotaioのことについてそんなに書くことはありません。しかし、もしイタリアに住もうという人がいたら、必ずこのnotaioに会うことになるので、書いておきます。公証人とは、あなたがあなたであることを証明してくれる人です。例えば、私が日本の或る会社を代表して、イタリアに駐在することになると、日本の公証役場へ行って、その会社の社長から、こういう権限を委譲されたという書類を作って貰います。それを、英語かイタリア語にして、イタリアへもって行き、事務所を設立または、既に存在する事務所の代表者として、認めてもらう為に、イタリアの公証人のところへ行き、証明書を貰うのです。家を借りるとき、スポーツクラブへ入会するときなど、常にnotaioへ赴き証明書を貰わねばなりません。そして、notaioというのは、私の印象では、利権の最たるもので、まず世襲制だそうですから、殆どなれません。notaioは殆ど暇です。行っても殆ど他にだれもいませんが、秘書がいて、待たされます。notainoの事務所は、暇な割りに、とても立派です。しばらく、待たされてnotaioは忙しそうにやってきます。そして、私の書類に1分でサインをして終わりです。料金は、2万円ほど(1990年頃)です。つまり、一日に1分仕事をして、食べて行けます。一日に3分仕事をしたら、楽々です。夏休みは2ケ月公証人はいません。羨ましい職業でした。

*このお話は、このあとも左側にある単語の数と更に追加した単語の数だけ続きますが、このたび出版社さんのご協力により電子書籍で出版することになりました。ついては、著作権などの関係でここに全部を掲載することが難しくなりました。長い間お付き合い頂き有難うございました。以降は、電子書籍でご覧ください。

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ここに出てくる単語集
a fiori(50)
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colpo(73)
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consigliere(136)
conto(34)
coperta(83)
coperto(83)
coprire(34)
coppa(117)
cornetto(82)
corpo(73)
corruzione
corsetteria
corsetto
costo(93)
cravatta(14)
crudelta`
cuffia
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curioso(32)
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Decamerone(99)
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dialogo(11)
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dondolare
dondolo
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